みまさかのつれづれオタク日記

破戒百合オタ黙示録

百合オタの自分語り、世間の目をそえて

百合オタに対する世間の目

百合オタに対する世間の目は決していいものではない。

これはわたしの主観にすぎないのだが、いいものではないというより、百合オタ、特に女百合オタは、現実のオタ社会では基本同性からも異性からも『いないもの』として扱われているような気がする。(現にtwitterなどSNSをのぞいた今までの人生でわたしは一度も、いわゆる同好の士に出会ったことがない。)

もちろんいい仲間や理解ある家族に恵まれ、オタクライフをエンジョイされてきた方も多いだろう。

だが、わたし自身は家族がオタクにあまりいい感情を持っていないこともあり、仲のいい友達の中のさらに数人しかわたしの百合好きを知る人はいない。

 

小、中、高と運良くオタクが多い学校だったが、だいたいが男女ともに自分が好きなキャラ単体もしくは複数を推し、その他はびーのえる愛好家、意外にNL派は少数だった記憶がある。もちろん百合オタはわたしの知るかぎり皆無だった。

 

女百合オタが生きにくい理由、それは同性愛を扱った作品を『同性の立場から』愛好するという行為がどうしても異質な光景に映るだからである。

 

小学生で百合に目覚めてしまったわたしはとにかくその趣味を隠すことに心血をそそいだ。

まあ百合好きを隠してもあふれ出るオタクは隠すことができなかったので、オタクが多い環境に身をおけたことは感謝している。

 

学園祭の打ち上げで○ゼロのレ○ちゃんのタペストリーが景品になったり先輩に挨拶するときは某大人気スポーツ漫画のびーのえるなカプ名をそえなければならなかったり、オタク文化に限って言うならば大変有意義(?)な学校生活……だった……気がする。

 

なんやその学校という方は理系の学校に入ろう!そして第二、第三のわたしみたいな事情があって小中高と理系天下な学校に入ってしまったけど数学で泣きわめいてるやつらを救ってどや顔してくれ。

頼む。

 

ちなみにわたしは迷ったあげく、どうしても研究したい分野があったため人文系に進んだが運良く(?)そこでもオタクが多い環境である。

 

オタクどうしはひかれあうッッ!!

 

この分野、某インフルエンサーにそんな分野いらないと言われたり、そもそも研究する人が少なすぎて連名の学術書の執筆の途中で高齢のあまり著者が数人死亡し、巻末にお悔やみがのるというとんでも分野である。これ以上は話が脱線してしまうので切り上げるが、いずれ他記事でぽつぽつ語ろうと思うので興味ある方はお読みいただけたら幸いである。

 

百合オタ、生き抜くすべを身につけようとするが策にはまる

策士策にはまるとはよく言ったものである。

 

趣味がばれたくないあまりわたしは高校のクラスで数々の歴戦の女オタたちが沼におちた某少年漫画に潜むことにした。少年漫画といってもおのこばかりではなくおなごも存在する。というよりそれがだいたい少年漫画においては普通の形式である。

 

策とは簡単である。イケメンにわくわくする皆の衆の語りを聞きつつおなごのえもえも描写を探しえもえもを感じたおなごとくっつける。

 

もちろん健全な世の少年たちにむけての漫画である以上、避けられないことも出てくる。

 

推しおなごカプのどちらか一方、もしくは両方が作中のうら若きイケメンとくっつくことである。

まあ頭で考えてることと実際の物語の運びは違うことはほとんどなのでそうか……お幸せにな……と感じつつお別れする。

それでも悲しくてこんな記事を書いてしまうくらいである。

 

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ここまで書いておいてこういうのもなんだが、趣味をかくして生きたおかげでなんだかだいたいのオタク文化をそこそこ嫌悪感なしで楽しめる気質となった。

そこだけは過去の自分に拍手を送りたい。